胃カメラがつらかった方へ〜鎮静剤を使う検査という選択肢
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「昔受けた胃カメラがつらすぎて、それ以来ずっと避けている」——外来で本当によく伺う言葉です。
つらい記憶があるほど、検査から足が遠のく。でも胃がんも大腸がんも、症状が出る前に見つけることがいちばんの安心につながります。今日お伝えしたいのは、「つらさ」は検査のやり方しだいで変えられるということです。
胃カメラのつらさは「やり方」で変わります
胃カメラ(胃内視鏡検査)にはいくつかの方法があり、当院では検査の前に、これまでの検査のご経験やその日のご予定を伺いながら、どの方法で受けるかをご相談して決めています。
その選択肢のひとつが、鎮静剤を使う検査です。うとうととリラックスした状態で検査を受ける方法で、「以前の検査で強い吐き気がつらかった」「怖くて体に力が入ってしまう」という方に向いています。ピロリ菌の除菌をした方や胃の症状がある方にも、この方法をおすすめすることがあります。
一方で、鎮静剤には注意点もあります。体質的に麻酔が効きづらい方は薬の量に限度があるため十分な効果が得られないことがありますし、検査当日は自転車・バイクの運転ができません。午後にお仕事がある方には、鎮静剤を使わない方法をご提案することもあります。「どちらが正解」ではなく、あなたの体と生活に合わせて選ぶものなのです。
よくある質問:鎮静剤を使う検査は安全ですか?
鎮静剤は、安全管理をきちんと行うことが何より大切です。当院では次の体制で検査を行っています。
- 検査中・検査後は呼吸モニターで呼吸や意識状態を管理します
- 検査後は薬の効果を弱める拮抗剤を投与します
- 検査後1時間は、呼吸モニターを付けたまま安楽椅子でお休みいただきます
なお、安全に対応できる範囲に検査数を制限しているため、時期によってはご予約をお待ちいただくことがあります。「急がないけれど、いつかは」という方こそ、早めのご予約が結果的に近道です。
豊島区の胃がん検診は、内視鏡で受けられます
当院は**豊島区の胃がん検診(内視鏡検査)**に対応しています。区の検診として受けられるので、対象の方は自己負担を抑えて検査が受けられ、区検診の後日の結果説明は無料です。
ご予約はお電話(03-3953-5555・代表)で「豊島区胃癌検診の申込み」とお伝えください。対象年齢や実施期間は年度の区の案内をご確認ください。健診・検診の全体像は豊島区の健康診断ガイドで解説しています。
大腸カメラの「下剤が飲めない」にも選択肢があります
大腸内視鏡検査をためらう理由で多いのが、検査前に飲む約2リットルの下剤です。途中で吐いてしまった、味が合わない、高齢なので難しいと言われた——そんな方のために、当院では検査前日から入院し、少量(0.3リットル)の下剤で行う一泊入院の検査をご用意しています(65歳以上の方が対象です)。
便潜血検査で陽性が出た方、便が細くなった・血が付いたなど気になる変化がある方は、放置せずにご相談ください。ポリープが見つかった場合は、条件により検査と同時に切除できることもあります。
「つらかったから、もう受けない」の前に
検査への不安や過去のつらい経験は、遠慮なくそのままお話しください。方法の選択から検査後の休み方まで、一緒に相談して決められることが、地域の病院で検査を受けるいちばんの良さだと私たちは考えています。
内視鏡検査の詳細は公式サイトの内視鏡検査・豊島区胃癌検診のページをご覧ください。健診で「要精密検査」となった方は要再検査を放置していませんか?もあわせてどうぞ。
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